タンデムワープ社はホームページの文章作成も担当します(もちろん「自社で作成した文字原稿をそのまま使いたい」というご要望にもお応えします)。

会社案内や、これまでに作られた販促ツール(チラシやカタログなど)をもとに構成することもありますし、お客様に箇条書き程度に素案を出していただき、弊社でリライトすることもあります。



たとえば、あきる野市の養護老人ホーム「松楓園」 様の場合、入園希望者のしおり、施設案内などの既に発行されている紙媒体資料をもとに構成しました。

一方で、そうした資料がまったく無い状態で文章を新規に作ることもあります。

松楓園様と打ち合わせを重ねる中で「もっと養護老人ホームという存在を広く伝えたい」というご要望が顕在化してきました。
松楓園は東京都内でも老人ホームの草分け的存在です。想定するメインユーザーは福祉関係者や福祉を志す人たち。これらの人々に「養護老人ホームとは何か」を知る手がかりを提供することが松楓園ホームページの役目ではないか。

こうした情報を一般向けにまとめた資料は存在していないので、弊社がゼロから構成を考え、文章を作成しました。
それを松楓園様に何度も校正していただきながらまとまったのが「養護老人ホームを知ろう」というコンテンツです。

私の知る限り、全国でも同種のコンテンツを持ったサイトはなく、非常に「野心的」といって良い試みとなりました。
松楓園ご担当者の熱意があってこそ実現できたコンテンツです。
社会福祉法人松楓会様の50周年記念誌を制作させていただいており、弊社側で福祉に関する情報をかなり準備できていたことも幸いしました。


こうしたホームページの文章作成は「webライティング」とわざわざ呼ばれることもあるくらい、重要度が高い作業です。
サービスや商品をより魅力的に伝える「文章術・コピーライティング」としての重要性はもちろん、アクセスを呼び込むのに重要な「内部SEO」に大きく関わります。

一説によるとYahoo!の検索順位付けアルゴリズムにおいて、70%の比重を「内部SEO」が占めるようになったそうです。

さらに、最近は企業規模に関わらず「ブランディング」を導入するお客様が増えていますが、そのブランディングにおいても重要な役割を果たします。

ちょっと「ヨコモジ」が並びましたが、次回以降で、そうしたお話をさせていただきたいと思います。


※検索順位付けアルゴリズム…
Yahoo!やGoogleは人力でなく、機械的に順位を付けます。そのためのルールのことです。対象となるキーワードが含まれている割合や、書かれている場所、どんな言葉が近くに書かれているかなどのさまざまな要素から構成されると推測されますが、そのルールは公開されていません。

※内部SEO…
「SEO」とは、Search engine Optimization(サーチエンジン最適化)の略で、ホームページを検索エンジンに理解されやすくし、結果として検索順位も上位になるだろう、というものです。「内部SEO」「外部SEO」に大別されます。
「外部SEO」とは、すでに検索エンジンに高評価されている他サイトからリンクを貼って、順位を上げようとするものです。「有名人の知り合いは有名」という理解で良いと思います。
「内部SEO」は、ホームページの作り方(文章や構成、その他技術的な記述方法など)によって、任意のキーワードの順位を上げようとするものです。
分かりやすく「順位を上げる」と書いていますが、「全世界で情報を共有するためのルールにのっとっているか」という高い理想(基準)が根本にあります。