自社のサイトをスマートフォンに対応させるかどうかの指標、また最低限の費用でスマホ対応し、効果的な結果が出た事例を紹介します。



■自社サイトにスマートフォン対応が必要かどうかの指標

現状の訪問者総数に対して、スマートフォンユーザーがどれくらいの割合を占めているのかはたいへん重要な指標です。
アクセス解析(Google Analyticsの場合)で調べてみましょう。

1.Google Analyticsの左側メニューから「ユーザー」をクリック。

2.開いたサブメニューから「モバイル」をクリック。

「desktop」が普通のPCです(デスクトップとありますが、ノートPCも入ります)。
「mobile」がスマートフォンによる訪問数です。
 ※一部のフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)が含まれることもあります。

3.お問い合わせや資料請求など(=コンバージョン)でのスマートフォン利用者の割合もわかります。

「not set」とあるのはスマホ以外のコンバージョンです。

■最低限の費用でスマホ対応。結果、資料請求数が50%アップした例

弊社の制作したあるお客様の事例です。
スマートフォン対応はしておらず、PC用サイトのみでしたがスマホによるアクセスがPCを超えていました。

スマートフォン対応は、どのレベルまで行うのか一概には云えません。
ブログのようなテキスト中心のページであれば作業はシンプルで、しかもスマホ対応の効果大ですが、法人サイトの業務紹介、商品紹介ページなどは改めて画面設計からやり直す必要があり、間違えると「PC用ページをスマホで見てる方が見やすかった」ということになりかねません。

ただ、「問い合わせ」「資料請求」などユーザーに情報を入力してもらうページはスマートフォン用に最適化すべきです。
入力欄をタップした際のキーボードの種類などもコントロールし、入力項目もシンプルにするなどして、なるべくユーザーにストレスがかからないようにすることで、問い合わせ数を増やすことができます。

そのため、資料請求ページとアクセスマップのページのみスマートフォン対応することを提案しました。

スマートフォンで見た場合のPC用資料請求ページ。これをスマートフォン用に最適化すると…

こうなります。

この最適化を行った後の1ヶ月の資料請求数は、行う前の1ヶ月と比較して50%増となりました!

■まとめ

1.スマートフォンに対応した方がいいかどうか思案されている方は、まずアクセス解析でスマホユーザーの割合を調べましょう。
2.スマホ対応が必要だが、時間的・予算的制約がある場合、問い合わせフォームやアクセスマップなどスマートフォンでPC用画面を見たとき、とくにユーザーにストレスがかかるページだけスマートフォン対応することを検討してみましょう。
3.できれば、タンデムワープ社に相談してみましょう!